2005年01月25日

「LinkShareにまつわる2つの評判」雑感

LinkShare(リンクシェア)と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「法人相手のECばかりの扱い難いASPだ」という人も多いのではないでしょうか。また、報酬がECごとに別れて支払われるという制度も、支払いの敷居の高さとして敬遠されて来た部分です。

「2ちゃんねる」や各方面の掲示板をはじめ、そういう評価が大変多かったですし、実は私もそう感じていた一人でした。

そういった先入観に対してはリンクシェア側も危機感を持っていたらしく、「LinkShareアフィリエイト広報室」でイメージの払拭を試みられています。

この件について、今の私の感想を書いてみます。

先ず、「(リンクシェアは)個人アフィリエイトに冷たい?」について。

これは、思いっきりそう感じていましたし、今回の「広報室」の記事を読まなければそう思い続けていた可能性が大です。

「広報室」の記事にもあるように、実は「個人の提携OK」というECが9割以上の大多数とのことです。この点の誤解が解けただけでも、今回のリンクシェア側からのアピールには価値があったと思っています。

この数字だけを見れば、全体としては確かに「決して個人に冷たいことはない」のですが、しかし、ここで思い出してもらいたいのが「1:9の法則」です。

稼ぎの9割を占めるのは全体の1割のアフィリエイトであるのと同様に、売上の9割を占めるのは全体の1割のEC(マーチャント)と考えられます。これは、私の経験からも実感していることです。

そこで問題になるのは、その1割のECが「法人のみ提携OK」だった場合です。

思うに、以前からの「個人に冷たい」という評判は、「初心者が提携を申し込みたいメジャー系ECが“法人対象”だった」というケースと、「上級者が『このECはきっとイケル!』と見込んだECが“法人対象”だった」というケースが合わさって出来ていたのではないでしょうか。

つまり、「個人OK」のECが全体の割合かというよりも、アフィリエイト側にとって重要と感じるECが「個人OK」か、ということがポイントだったのではないか、ということです。

そうであるなら、リンクシェア側としては、「法人のみOK」の人気ECに対して、いかに「個人もOK」にしてもらうか、という点が大切なのではと思います。

以前、HMVが個人にも門戸を開けてくれたケースがありましたが、そういったことが進むことで「個人アフィリエイトに冷たい?」という評判は沈静化するかもしれません。

さて続いて、もうひとつの評判「報酬合算支払いじゃないから成果につながりにくい?」について。

これはもう、個々のアフィリエイトによってハッキリと意見が別れる部分ではないでしょうか。

つまり、他のASPで言うところの「最低支払い額5,000円ライン」あたりの報酬を受けているアフィリエイトに限っても、2種類のケースが考えられます。

ひとつは、特定のECのみで稼いでいる人、もうひとつは、多数のECから薄く広く稼いでいる人です。

前者にとってはリンクシェアの「最低支払額が1,000円のEC」というのは、とてもありがたいでしょう。さらに、振り込み手数料の負担はもちろん、消費税まで加算して支払ってくれるのですから嬉しい限りです。

しかしこのルール、後者にとっては噴飯ものでしょうね。そして、怒り、憤りといった感情が生み出す評価というものは、想像以上に企業イメージへのダメージが大きいものです。ですからこそ、こうやってアピールもされているのでしょうし。

ちなみに個人的には、ここでも「1:9の法則」を思い起こしてみることが有意義だと思っています。

最初のうちは、リンク集的なサイトなどを通じて「薄く広く稼ぐ」という方法は有効だと思います。ですが、それは「自分向きの優良ECを発掘するため」の手段として割り切り、その後はいくつかのECに注力するのが効率的だと考えます。

わずかでも売り上げてくれるECをひとつ残さず利用しようという思いは理解できます。ですが、自分のサイトのページスペースという「限られた資源」を有効に使うためにも、順を追ってECを絞っていくというプランが有効ではないでしょうか。

その過程で、自分なりの「優良ECの見分け方」も出来てきますし、このスキルはアフィリエイト成功のために無くてはならないものだと感じています。

そうなってくると、自然に最低支払額の問題は問題ではなくなりますし、逆に1,000円程度のラインがメリットになります。

とは言えこの先、無用な風評被害を生み続けないためにも、また、そのことによって新規アフィリエイトの減少(業界の縮小)を招かないためにも、「広報室」には今後もアピールの継続と、できれば抜本的な改革をお願いしたいところであります。

このことに関しての付記ですが、リンクシェアより、新会社発足に伴い以下のアナウンスがありました。

※2004年12月までのアフィリエイト報酬が1円以上の残高があるアフィリエイト様には、提携ECサイトの最低支払金額に関わらず、全ての提携サイトの報酬残高合計額を合算したアフィリエイト報酬を2005年2月末日に三井物産株式会社よりお振込みいたします。

アフィリエイトポータルネットに関連記事が掲載されています。

まあ、これは単なる「一回リセット」ですから、抜本的な改革にはなりませんが、こういう対応が可能だという事実が生まれたことは喜ばしいことですね。願わくば、年に一回で良いので、今後も行って欲しいです。

2005年01月25日 10:46 | 2.日々の雑感

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