2004年09月08日
あびる氏の著書について
私も購入して読破した「アフィリエイトでめざせ!月収100万円」ですが、あちこちのブログなどで触れらており、みなさん色々とコメントされています。
それらのコメントには、大きく分けて二種類の立場が存在していて、かつ、それらは根っこの部分でひとつになっているのではないかと思うのです。
そもそもアフィリエイトには、「儲かるコツや手法というものがあって、それを見つけたものが儲かるのだ」というイメージのようなものが蔓延している気がしています。
まあ、これは一面の真実でしかなく、しかも真実と言うよりは単なる“事実のひとつ”という程度だと思いますが、コメントの立場のひとつはこういった意識に立ったものです。
自分のしらない手法(コツ)にこそ、儲けている人と自分との決定的な違いがあるのだ、と思いたくなる気持ちは分かりますし、そこに付け込んだ情報商売というものすら普通に存在することからも、その思いは一般的なものと言えるでしょう。
でもよく考えてみれば、サイト上でアフィリエイトをする限りにおいては、その商売道具であるサイトは包み隠さず公開されているのです。
スーパーアフィリエイトのサイトそのものは何ら特別なものではありませんし、「とっておきのワザ」や「隠しテクニック」といったものは無いに等しいです。例えるなら、「経験を積んだので、上手なお箸(はし)の使い方が身に付いている」とでも言うべきものでしょう。
小さい子供はお箸を使いこなす大人を羨望の眼差しで見つめ、大人は「使ってるうちに上手になるよ」と答えます。アフィリエイトも同様と言える部分が少なくありません。
では、お箸がある程度うまく使えるようになったら、なにをつまんで口に運べば良いのでしょうか? その二大対象が「コンテンツ」と「ユーザビリティ」であり、訪問者のほうを向いた情報サービスの提供という「気遣い」があれば、相応の結果が生まれてくると思います。
さて、もう一つの立場は「具体的な方法を読んでやる気が出た」というものです。発奮するのは良いことです。しかし、それら方法にインスパイア(刺激や喚起)されたのならともかく、「こうすればOK」という意識なのだとすれば、これは一つ目の立場と同じと言えます。
これら二つの立場をひと言で言うならば「ハウツーへの渇望」です。
あびる氏の本は、アフィリエイトによって利益が生まれる“仕組み”を解説しているのであって、利益を生むハウツーを教えてくれる訳ではありません。
言い添えるならば、その“仕組み”もアフィリエイトの技術的なシステムという次元ではなく、コミュニケーションフィールドや情報デザインといった、よりグローバルな視点から見た“アフィリエイトの仕組み”なのです。
仕組みを理解できればその生かし方も自ずと見えてきますし、その見方、その視点こそが各人の独自性であり、スーパーアフィリエイト達からそういった部分こそを吸収すべきではないでしょうか。
彼らのサイトからは明確なコンセプトを感じ取ることが出来ますし、それは、アフィリエイトの“仕組み”を理解した結果なのだと思います。
自戒を込めつつ。
2004年09月08日 18:42 | 3.読書・本の紹介
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.netman2.com/column/mt-tb.cgi/203